企業研究は絶対大事!入社後に知った食品業界のショッキングな現実とは
就活SWOT-GIRL-編集長のひらぽんです
今回は、食品メーカーに就職した方の就活体験談です。
理想に燃えて就職したものの、現実は理想とはかけ離れたものだったとのことです。
彼女が見た製造現場の"ショッキングな現実"とは何だったのでしょうか。
企業を見極めるための一つの参考にしてみてください。
品質管理に携わりたいとの思いから、食品メーカーへ
就職活動は、まずは大学の就職求人の閲覧、食品メーカーへのハガキにより求人の有無の
問い合わせたり、リクナビなどで求人探しをしたりしました。
その中で、内定をもらったのは、食品製造のメーカーでした。
冷凍食品や缶詰、レトルト食品の会社だったのですが、
パッケージなどもとてもこだわりを持って作っているように感じましたし、
そのうちの一つの製品はとても美味しかったので、
その品質管理に関わることができるならと、とても内定をもらったのを嬉しく思ったものです。
入社後は希望の部署ではなく製造ラインへ・・・
しかし、入社後。すぐに品質管理に関わることはできずに、製造ラインで働くことになりました。
品質管理の職員の数が足りているので、すぐにその部署には入れないと言われたのです。
さらに、それは私だけではありませんでした。
大学院卒の新卒の人も同じようにラインに回されました。
おそらく、彼女と大卒の私では、彼女が優先して部署移動になることでしょう。
そう思いながらも1年近くはラインに入っていました。
そんなまさか・・・そこで見たショッキングな現実
しかし、そうしているうちに厳しい現実を知ることとなりました。
世の中、製造偽装問題に厳しくなりましたし、今もしているかは分かりませんが、
冷凍のハンバーグの売れ残りなどを
もう一度肉をミキシングした機会に放り込んで、もう一度生成します。
いわゆるリパックです。
それがかなり頻繁に行われているのです。
リパックした商品がまたリパックされないとは限りません。
「品質を維持させるための検査をする仕事に就きたい」と
夢を持って就職しただけに、本当にショックは大きかったです。
その当時、私は一度、会社の管理者たちとご飯を食べる機会が出来ました。
その時に新人の分際ではありましたが、
どうしても教えてもらいたくて、なぜリパックをするのかと聞いたことがあります。
「リパックし続けることで、かなり古い食材が混入して、食中毒になる可能性があるのではないか」と不安に思っていました。
そして、その返答に失望を覚えました。
「どこでもやっていることで、そうならないために、品質管理が重要だ」と…。
品質管理と言っても、一つ一つを検査するわけではないのです。
ごくごく一部を取り出し、それを検査します。
だから、その穴を通り抜けて、世の中に出てしまうこともあると思います。
早めに転職するのもアリ
結局、それで私は転職することを決めました。
就職活動で、同じような失敗をしないためには、
よりその会社やメーカーについて知識を得て、可能な限り見学なども行うべきだと思います。
それでも、そうした内情を知ることは困難かもしれません。
ですが、もし、内情を知れば勇気を持って早めに転職を決意するべきだと思いました。
特に私の場合、ラインに回されていた分、結局そこで得た知識や技能は、食品メーカーの裏事情だけです。
なりたかった品質管理の技能はなにも手に入りませんでした。
もちろん、3年は我慢しろと言う言葉も正論だと思います。
しかし就職した後からでも、自分がなりたいと思う姿から
どうやってもかけ離れてしまうと感じた場合は少しでも早めに転職を考えることも一つだと思いました。
編集部よりコメント( ❝̆ ·̫̮ ❝̆ )✧
とてもショッキングな内容ですね。
このようなスタンスでビジネスを行っている企業は残念ながら業界問わず存在します。
企業の裏側は入ってみないと分からないかもしれませんが、できるだけ自分が思っていたこととのギャップを少なくするために、入社の前に情報を仕入れられるだけ仕入れるということが必要です。
食品メーカーなどの場合は、工場を見学させてもらったりするのも有効だと思います。
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